水虫と白癬菌

白癬菌の定義と特性

白癬菌の白癬という言葉は、皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)の名称で呼ばれることもあり、黄癬(おうせん、あまり日本においては見られない小児の頭部に出現する病気)や熱帯地方によく見られる渦状癬(かじょうせん、皮膚が唐草模様状に並んだような変化を見せる病気)のような、白癬に近似する菌を原因菌とする病気まで含めて一括した病気を称する言葉なのです。

白癬は、その細胞の構造などが、高等動物や植物に匹敵するほどの分化をしたカビの一種といわれています。

現在の生物学においては生物を「動物界」と「植物界」の2つに分類するのではなく、カビを含んだ真核生物とよばれる生物群の「菌界」を加えた3つに分類する見解が一般的になっているといわれています。この「菌界」に含まれる原核生物とよばれる生物群には、多くの病気の原因にもなる細菌類が入っているのです。

白癬菌は、不潔な場所を極めて好み、温度15℃、湿度が70%以上の環境になると活発に増殖する性質を持っています。また、皮膚の1番外側にある角質層に寄生するのですが、外部の刺激や異物から身体をカバーするためにできている強固な角質層だけに、1度白癬菌が寄生すると治療薬が内部に浸透しにくく、簡単には死滅させにくいのです。そればかりか、白癬菌の生命力は極めて強く、剥がれて落ちた皮膚の破片の中でもしぶとく生存しているといわれるほどなのです。

一般的に水虫と呼ばれる足白癬を何年も再発させた結果、白癬菌が爪にまで侵入し爪白癬を発症させるのも白癬菌の生命力の強さを表すものです。

水虫の症状

まずは予防

水虫の検査と診断

水虫の感染

水虫と白癬菌

徹底的な治療が必要な水虫

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