水虫が高温多湿の環境を好むのは一般的にもよく知られている事ですが、その水虫の繁殖に適した環境でプレーを続けるスポーツ選手達は、何か有効な対策を講じているのでしょうか?
夏場の国内では様々なスポーツが行われていますが、その中でも45分ハーフで90分の長時間をピッチで戦うサッカーの場合を見てみましょう。日本はヨーロッパの各リーグと異なり、夏期もJリーグのスケジュールを設定しています。夏場の日本の方が、ヨーロッパ諸国よりも遥かに高温多湿の環境であるにも関わらずです。選手達は日本の夏の過酷な暑さの中でも、大変厳しい戦いを強いられているのです。
ただ、サッカー選手にとってのフットケアは、商売道具の脚部に関わるだけに、日頃からそれぞれ細心の注意を払っているようです。選手各個人でのケアはもちろん、チームのトレーナーも各選手の色々な身体部位のコンディションに対してはメンテナンスを含め、毎日チェックを欠かさないようです。
特に足首から先はキックの衝撃をダイレクトに受けるため、水虫以外にも爪や足の指に障害が発生しやすいので注意が必要とされています。夏場の長時間のトレーニングや長く激しいゲームで選手の履くサッカーシューズは、熱気と汗がいかにも充満しているようなイメージがあります。この水虫の温床になりそうなサッカーシューズですが、各スポーツメーカーは常に機能性と快適さを兼ね備えた新製品の開発を続けていて、この快適さの中には夏場の通気性も充分に考慮されているのです。
さらに、各クラブのロッカールームには、サッカーシューズ専用の自動乾燥マシンやシューズ内部の殺菌装置が備えられていて、常にシューズが清潔で乾燥した状態が保られているのです。さらに、プロ野球やバレーボールのチームも、靴乾燥機をチームごとに備えて選手の水虫対策に留意しているといわれています。プロのスポーツ選手は健康管理は一つの責任でもあるので、そのケアに気を配るのは当然といえば当然なのです。英語で水虫を意味する言葉に「Athlete's foot」があり、これは「運動選手の足」の訳になりますが、それほどスポーツをすると足が蒸れて水虫になりやすいというイメージなのでしょうか。学校の部活動などで靴乾燥機の設備もない状況では水虫の繁殖が心配されますが、少なくともプロレベルでは個人、チームレベルともに万全の水虫対策をしているのです。意外に水虫のサッカー選手が少ないのは、こういった対策が効を奏しているからと言えるでしょう。