最近、女性の中で水虫の悩みを持っている人が増えていると聞きます。ランダムな統計ですが、若い女性中心に「水虫に感染した事がある。」もしくは「水虫に感染しているかも知れない。」との回答が何と30%を超える結果になったと伝えられています。
女性の間で水虫が増えている一つの理由として、まずブーツが挙げられます。以前は冬場だけのファッションアイテムだったブーツですが、近年は秋口から冬場を経過して春先までブーツの登場する機会が増えています。場合によっては、暑い夏場でもブーツを履いている女性がいますが、水虫対策の観点から言うと、これは絶対に避けて欲しい事なのです。水虫の原因菌である白癬菌が、高温多湿の場所を大変好むという事は一般的にもよく知られています。もちろんブーツを良く履かれている女性も、水虫が繁殖しやすいリスクは充分理解されていると思います。
ここでブーツを履かないで下さい、と言えば話が終わってしまいます。ですので、ブーツを履いた場合の水虫のリスクと対策を述べていきましょう。水虫は高温多湿の環境を好むと書きましたが、正確にいうと、水虫の栄養源であるケラチンを含む角質に感染してから、高温多湿の環境によって繁殖活動を活発に開始するという意味なのです。ブーツはこの水虫の繁殖活動に最も最適な環境であり、ここにパンストの着用と季節ごとの温度の上昇が加わると水虫にとって天国そのものになってしまいます。
女性にとって、あまり口にしたくない言葉だと思いますが「足が蒸れて臭う」状態は、既に水虫発症の赤信号だと思って下さい。さらに、自覚症状として痒みを感じ始めたら、すぐに専門医で受診される事をお勧めします。この事を大前提にブーツに関する注意点を幾つか挙げてみます。まずブーツは他の靴に比べて、極めて通気性が悪い特徴があります。同じブーツをずっと履き続けていると、中の湿気がずっとこもった状態になってしまうので、他の靴と交代で履くように心掛けて下さい。
次回に履く時までには出来るだけブーツ内部が乾燥した状態になるように、脱いだ後は新聞紙などを丸めたものをブーツの中に入れておくと湿気を吸収してくれます。使用していない間は、乾燥剤をブーツの中に入れておいたり、時々陰干しするのも効果的ですね。これらはブーツのケアにも有効だと思われます。外出中は素足になれる機会をあまり作れませんが、出来れば1日1回はストッキングを履き替えることが望まれます。快適な生活を送るためには、フットケアは今や欠かせないものになっているのです。