聞き慣れない言葉かも知れませんが、手水虫とは医学的に「手白癬」と言われている、手に白癬菌が感染した病気、つまり水虫のことなんです。一般的に水虫は足だけに感染すると思われがちですが、頭に感染する白雲、股間部に感染する陰金や田虫、これら全てが白癬菌が原因の水虫なのです。
とはいえ、手水虫(手白癬)は最近増えてきているとはいえ、足水虫などの全白癬症患者の割合でいうと約3%でしかない稀な症例といえます。
気を付けたいのは、症状が手の湿疹と酷似しているために手水虫(手白癬)と気付かない人が多いことで、自分の判断で間違った薬を使用したために、かえって症状が悪化したり治療がいたずらに長引くといったケースがでてくることでしょう。手の湿疹、手や指の皮膚の痛み、小さな水泡などは、普通の手の湿疹の症状と殆ど一致してしまっているのです。
この手水虫は症状によって、足水虫と同じく、趾間型、小水疱型、角質増殖型に分類されて、加えて爪に感染して発症する爪水虫(爪白癬)が挙げられます。手水虫(手白癬)の予防ですが、手は日常的に露出しているので、蒸れることも少なく、1日の中で必ず数回は手を洗うので比較的白癬菌が感染しにくい場所なのですが、それでも白癬菌が繁殖をするということは、生活の中で頻繁に白癬菌の繁殖している場所に触れているということになります。
ですので、その原因行動を突き止めることが感染防止に繋がるのです。殆どの場合は、足水虫を併発して発症しているので、靴下やその部分の白癬菌に触れているのが原因になっています。また、この手白癬は、片手だけに発症すること、鱗屑(炎症などの為に角層が剥がれること)を伴う紅斑を示すことが多いのが特徴といわれています。 治療としては、手に湿疹が出来た時点でまず専門医の診断を受けて、適切な治療を行うことです。手水虫の場合、手から身体の様々な部分への感染の危険性もあり、自己診断は禁物なのです。